投資初心者はどっち?個別株と投資信託の違いを比較

個別株と投資信託の選び方を比較するアイキャッチ画像。短期投資の個別株と長期資産形成の投資信託を対比。初心者向けにどちらが適しているかを伝えるビジュアル。
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投資が初めて、という方には、個別株よりも投資信託がおすすめです。
それは、リスクが抑えられていて、少額から無理なく始められるからです。


このあとの記事では、初心者が投資信託を選ぶべき4つの理由をわかりやすく紹介します。
また、個別株と投資信託を、勉強の負担やリターン・リスクの違いといった観点から比較しました。

後半では、株を選ぶ際の注意点やタイプ別の事例もご用意しています。
あなたに合った投資の始め方が見えてくるはずです。

目次

【初心者向け】まずは投資信託から始めるべき4つの理由

投資を始めたいけれど「損しそうで不安」「まず何を買えばいいの?」という方は、まず投資信託から始めるのが無難です。その理由は以下の4つです:

  • 分散が効いており、リスクが低い
    1本の投資信託で、数十~数百の企業に投資することができます。
    個別株よりも価格の変動が穏やかです。
  • 100円から買えるので、始めやすい
    ネット証券であれば、少額から積立が可能。
    「まずは慣れる」にはうってつけ。
  • 長期で保有すれば安定した収益が期待できる
    長期運用を前提とすることで、長期保有でリスクが小さくなり、リターンが安定する。
  • プロが運用してくれる安心感がある
    インデックス型であれば低コスト。

勉強コストが軽いのは投資信託【実体験から語る初心者向け比較】

投資信託と株式、勉強する内容の質と量がまったく異なります。
それぞれの特徴を簡単にまとめました。

投資信託の場合(長期・分散・積立型を想定)

毎月一定額を自動で積み立て、世界中の株式や債券に広く分散して長期で保有するスタイルです。相場に振り回されず、継続しやすいのが特長です。

  • 最低限覚えるべき用語は「基準価額」「口数」「信託報酬」程度。
  • 商品を選んだあとは、日々の値動きに一喜一憂せず“半放置”でも運用できます。
    ただし、1~3年ごとに資産分類(株式と債券、先進国と新興国など)の配分を再調整(リバランス)することが望ましいです。
    一部のバランス型投信では、リバランスを自動でしてくれるものもあります。

株式の場合(個別株投資|情報収集や判断が必要なスタイル)

  • ファンダメンタルズ分析(業績・財務・競合など)を理解する必要あり。
  • テクニカル分析(チャートパターン、移動平均線など)も使いこなすには時間がかかる。
  • 決算やIR資料を読むクセをつけないと判断を誤る。

私自身、投資信託を7年ほど経験してから、個別株に挑戦しました。
しかし、最初はほとんど勉強をしなかったため、安定した収益にはつながらず、数年間の取引結果は「プラマイゼロ」でした。
そこで、あらためて勉強しなおしたところ、現在では、安定して収益を上げられるようになっています。


【儲かるのはどっち?】株と投資信託の利回りとリスクを数字で比較

「株と投資信託、どっちが儲かるの?」 そんな疑問には、まず期待できる利回りとリスクの幅で比べてみましょう。


■ 投資信託(インデックス型)の場合

投資信託は、長期で保有することで安定したリターンが期待できる資産運用手法です。

金融庁の資料によれば、以下のような実績が示されています:

  • 保有期間5年:年間収益率 −8%〜+14%(元本割れの可能性あり)
  • 保有期間20年:年間収益率 +2%〜+8%(元本割れの事例なし)

保有期間が短いと収益のブレ幅が大きく、元本割れのリスクもありますが、長期で持つことでブレが小さくなり、元本割れの事例はなくなるという傾向が見られます。

※上記はあくまでシミュレーションであり、将来の投資成果を予想・保証するものではありません。

私自身も11年間インデックス投資を続け、平均6%を超える利回りを得ています。

出典:金融庁『はじめてみよう!NISA早わかりガイドブック』https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/book/


■ 株式(個別株)の場合

個別株では、テンバガー(10倍株)のように大きな利益を得られるチャンスもあります。 一方で、株価が半分以下に下落し、戻らないリスクも日常的にあります。

つまり、当たれば大きいが、外せば痛い世界です。 しかも、それを安定的に見極めて勝ち続けるのは非常に難しいという現実があります。


■ まとめ

  • コツコツ資産を増やしたい初心者には、投資信託が堅実な選択肢
  • 株は、高いリターンと引き換えに大きなリスクと判断力が求められます

年7%超を狙うなら個別株、ただしリスクの理解は必須

投資信託の利回りは「堅実」ですが、あくまで年6~7%が目安。

「それじゃ物足りない」「もっと短期間で増やしたい」という人には、個別株という選択肢があります。

ただし:

  • 時間的コスト(分析、情報収集)
  • 精神的コスト(価格変動への耐性)
  • 金銭的コスト(手数料、損失)

これらを十分に理解したうえで、「自己責任」で判断する必要があります。

個別株で成功している人も確かにいますが、向き不向きは大きいです。


【タイプ別】あなたはどのパターン?投資スタイル別3つの事例

ケース1:20代・少額から積立を始めたい人

  • NISAのつみたて投資枠でインデックス投信をコツコツ。
  • 相場に慣れる練習もかねて。

👉 将来に向けた時間を味方につけられる若年層は、少額からの積立で複利の力を生かすことができます。長期で保有することで相場の波に慣れながら、資産形成を進められます。


ケース2:30代・独身・資産を積極的に増やしたい

個別株が向いているタイプ

  • 給与の一部を短期〜中期で運用して増やしたい
  • 決算発表や業績ニュースをもとに売買タイミングを見極めたい
  • 少額からでもリスクをとってリターンを狙いたい

👉 時間と意欲があり、マーケットの動きに関心がある人は、株式で中期的なキャピタルゲイン(値上がり益)を狙う戦略が有効です。


ケース3:退職金の一部を運用したい60代

  • ハイリスクを避け、債券型投信を一部組み合わせ。
  • 資産全体のバランスを見ながら調整。

👉 高利回りは求めず、資産の目減りを抑えつつ、生活資金を確保したい人は、債券比率の高い投資信託を活用するとバランスが取れます。


結論:まずは投信から。その後、あなたのスタイルで広げよう

以上が、初心者にとって「個別株と投資信託、どっちがいいのか?」の答えです。
結論としては、最初は投資信託からスタートし、自分のスタイルが見えてきたら株式へ広げるのが現実的で無理のない選び方です。


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